hostsファイルを書き換えるとDNSに関係なく、公開前のWebサイトの表示確認を新しいサーバー上で行うことができます。Macでhostsファイルを書き換える方法を書いていきます。
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hostsとは
hostsファイルは、ホスト名とIPアドレスを紐付けして記載しておくファイルのことです。
インターネット上では、DNSサーバーがドメイン名とIPアドレスを紐付けています。このDNSサーバーが行なっているようなことを、hostsファイルは行なっています。そして、このhostsファイルの設定はDNSよりも優先して参照されるようになっているので、サーバー移管の時など、DNSの切り替えをする前にhostsを書き換えることで、新しいサーバーでの表示確認をすることが可能になります。
DNSとは
DNS(Domain Name System)とは、 インターネット上でドメイン名とIPアドレスを管理・運用するために開発されたシステムのことです。
ターミナルを使って編集する
Finderを開いて、「アプリケーション → ユーティリティ → ターミナル」でターミナルを起動します。
メニューバーの右上隅にある虫眼鏡のアイコンをクリック、または「command + スペース」キーを同時に押して、Spotlight検索で「ターミナル」と検索すれば直ぐに見つかると思います。
ターミナルを起動できたら、下記コマンドを実行します。
sudo vi /private/etc/hosts
Enterキーを押すと、パスワードの入力が求められるので、ログイン中のアカウントのパスワードを入力します。
ちなみに、「vi」コマンドはLinuxの標準のエディタを起動するコマンドです。
すると以下のような画面になるかと思います。
##
# Host Database
#
# localhost is used to configure the loopback interface
# when the system is booting. Do not change this entry.
##
この画面で、「i」を入力すると、画面の一番下に「-- INSERT --」と表示され入力が可能になります。
~
~
~
-- INSERT --
下矢印で最後の行まで移動し、Enterキーで改行したら、IPアドレスとホスト名を入力します。IPアドレスとホスト名の間には半角スペースを入れてください(IPアドレス + 半角スペース + ホスト名)。
入力が完了したら、「esc」キーを押して、入力モードからコマンドモードに切り替え、最後に:wq
と入力してファイルを保存しvi
を終了します。
NOTE
入力したIPアドレスとホスト名を無効化したい場合は、記述したIPアドレスとホスト名の先頭に「#」を付けるとコメントとして扱われます。
以上が、Macでhostsファイルを書き換える方法でした。